【注文住宅】なぜ住宅会社は気密性能で選ぶべきなのか?【気密なくして良い家なし】

家づくりイメージ

  •  家づくりって会社によって言ってることが違う!
  •  モデルハウスの営業さんは、自社のよいところしか言ってない気が‥。
  •  情報が多すぎ‥よい家をつくるには結局なにを比べればいいの!?

夢のマイホーム!

一生に一度の買い物ですから、絶対に失敗したくはないものです🏠

デザインや価格、地震に対する強さなど各社アピールポイントはそれぞれですが、ポジショントークも多いため、なにが大事なのかよくわからないですよね💧

ぺんころ
ぺんころ

ぼくも家づくりをしたときは何社もわたり歩いて情報を集めたのに、結局はなんとなくかっこいいモデルハウスの会社に決めてしまいました‥。

ただ、家に関する研究は、国内外の様々な機関により行われているため、家づくりにおいて大切なことはそれらの研究資料などから中立的に知ることができます。

そこから導き出されたもっとも大事な項目、それこそが

気密性能(きみつせいのう)

なのです。

この記事を読むと

  • 住宅会社えらびにおいて気密性能の大事さを理解することができる
  • CMや営業マンのトークにまどわされず、よい住宅会社をえらべるようになる
  • 家づくりの知識が身につき、失敗してしまう可能性をぐっと減らすことができる

というメリットがあります🏘

家づくりをこれから始める人や、住宅会社を何社も見てきて道に迷ってきている人に見てほしい記事です( ´ー` )

気密性能とは

気密性能とは、家のすき間がどれだけ少ないかをあらわす性能のことです。

C値(相当隙間面積・そうとうすきまめんせき)という数字であらわされ、気密性能が高いほどC値は小さくなります🏠

[家中のすき間➗床の広さ]がC値なので、例えばふうせんのようにすき間が全然なく空気がほとんどもれない場合だと、C値はゼロとなります🎈

気密性能で住宅会社をえらぶべき3つの理由

「すき間が少ない家がよい家」と言われても、正直ピンときませんよね( ´ー` ;)

気密性能を比べることで、住宅会社を見わけることができる理由は主に3つあります。

1 気密性が低いと家の重要な性能(耐久、断熱、換気など)が発揮されないため

2 高気密な家は、うでのよい職人が建てていると言えるため

3 (住宅会社の)住まい手ファーストの姿勢がうかがえるため

気密性能が万能で、それさえあればほかは必要ないと言っているわけでは決してありませんが、気密性能がよい家のベースであることは間違いありません❗️

それぞれの理由を深掘りしていきましょう🏠

理由① 気密性が低いと家の重要な性能が発揮されないため

お金をかけておうちの性能を上げたとしても、その力を発揮させられなければ宝の持ち腐れとなってしまいます💧

せっかく高スペックのスーパーカーを買ったとしてもガソリンがからっぽなら、それはただの置きものですよね( ´ Д `;)

家も同じで、長持ち(耐久性)あたたかさすずしさ(断熱性)空気のきれいさ(換気)などの性能を持っていても、気密性がなければ力を発揮することができず、性能はただのおかざりとなってしまいます

長持ち(耐久性)

家でなによりも大事なのが、

どれだけつよい家か(耐震等級3)、そしてそれをいかに保っていくのか(耐久性)

ということです🐧

なぜなら、つよい家を維持することは住まい手のいのちや財産を守ることに直結するためです❗️

完成したときにどれだけつよい家だったとしても、その後カベや柱がくさったり、シロアリに食べられたりしてしまうと、地震などでかんたんに倒れてしまいます。

ぺんコロ
ぺんコロ

最強のサイヤ人孫悟空さんも、病気にかかると格下の人造人間さんにボコボコにされてたもなぁ(T_T)

健康、大事❗️

(ドラゴンボール観てない方はごめんなさい( ´ Д `;))

家も人間も、ずっと健康を保っていることが大事で、とつぜん倒れたり、大きな手術が必要になってしまうと、とてもつらいですしお金も沢山かかってしまいます💧

ただ少なくとも家にかんしては、柱やカベの健康さえ保ってあげれば、いつまでも元気でいられます💪

世界でいちばん古い木造のたてものとして知られる「法隆寺」からもわかるように、木は状態さえよければ1400年でも家をささえ続けることができます。

逆に構造的にどれだけつよい家を建てたとしても、一部でも木がくさっていれば地震で倒れてしまいます…。

ほんとはこわい結露(けつろ)

実際、過去に起きた大地震で倒れてしまった家などを調査すると、柱やカベがくさっていたという事例が多く見られます。

その主な原因となるのが、湿気による内部結露(ないぶけつろ)と言われるものです。

気密がとれていない家は、部屋の湿気がカベの中に入ってしまうため、柱やカベがけつろしてくさるリスクが高まります。

外断熱(そとだんねつ)という工法で内部けつろのリスクを減らすことはできますが、万全ではありません。

お兄ちゃんペン
兄ペン

家を長持ちさせるには、いかにカベの中に湿気を入れないかが大事っと!

あたたかさ・すずしさ(断熱性)

通常、壁の中には断熱材が入っていて室内のあたたかさ(すずしさ)が外に逃げるのを防いでくれます🏘

断熱材の種類、厚みなどにより性能は変わりますが、いずれもセーターのようにあたたかい(すずしい)空気を中に含ませることで、外の寒さや暑さを伝えにくくしています♨️

しかし、真冬にセーターだけしか着ずに外へ出た場合はどうなるでしょうか?👕

パパぺん
パパぺん

セーターは風をとおすから、スースーして寒いですよね💧寒いのきらい( ´ Д `;)

風をとおしにくいコートやウィンドブレーカーを上から着ることで、セーターがあたたかい空気を逃さなくなり、初めて本来のちからを発揮することができます💪

基本的には家も同じで

気密性たかい=風をとおさず断熱材が力を発揮→暖かい

気密性がひくい⇨風が通りぬけ断熱性能が下がる→寒い

ということになります🏘

また、あたたかい空気は天井など上の方から外へ逃げ、つめたい空気は床下などから入ってくるため、暖房がついていても足元がさむく不快に感じてしまいます(。_。)

兄ペン
兄ペン

まさに気密なくして断熱なしだね❗️

空気のきれいさ(換気)

今の新しい家は24時間換気システムを設置することが法律で定められています🏠

24時間換気システムとは、部屋の中をつねに換気しつづけることで空気をきれいに保つというものです( ´ー` )

アレルギーやぜんそくなどの体調不良を引きおこす「シックハウス症候群」になる人が増えてきたため、24時間換気システムが義務付けられました🌀

ちびぺん
ちびぺん

部屋の空気には、建材からでる化学物質やホコリなどのハウスダスト、カビ菌など有害物質がいろいろが入っているからね( ´ Д `;)

しかし、法律では24時間換気システムを取り付けさえすればよく、実際に空気がしっかり換気されるかどうかまでは求められていません‥。

換気の方式にもよりますが、気密の取れていない家では換気システムを使っても、部屋の空気がきれいになることはないのです(。_。)

理屈は横に穴のあいたストローと同じです。

穴のあいたストローでジュースを飲もうとしても、横から空気が入ってしまいうまく吸い込むことができません💧

普通はストローの中が密閉されているので、空気の圧によってジュースを吸い込むことができますが、穴が空いていると圧がかからないためジュースが吸い込めないのです🥤

気密の取れていない家も同じで

どれだけ換気扇をまわしても圧がかからないため、空気を引っぱることができない

⬇︎

きたない空気がいつまでも部屋の中にのこり、カビや「シックハウス症候群」のリスクが高まる

という無限ループにおちいります(T_T)

気密性の高い家であれば、換気扇の性能どおりしっかりと換気することができるので、住まい手や家の健康を守ることができます

理由② 高気密な家は、うでのよい職人が建てていると言えるため

家の品質がどれだけ高いか、これを見わけるのは本当にむずかしいですよね💧

家が完成すると柱やカベはかくれてしまいますし、家を建てている現場を見られたとしても、そもそも家や大工の品質を見ぬくなんてこと普通はできません( ´ー` ;)

ちびぺん
ちびぺん

相手の能力を測れる“スカウター”さえあれば、かんたんに実力がわかるのになぁ( ´ Д `)

ぺんころ
ぺんころ

戦闘力たったの5か…ゴミめ❗️

(ドラゴンボール観てない方はごめんなさい(。_。)パート2)

その難しいミッションを可能にしてくれるものこそが、気密性能なのです❗️

なぜなら気密性能の高い家を建てるためには、経験や技術のある職人さんが時間をかけてていねいに施工する必要があるからです🏠

兄ペン
兄ペン

つまり、

高い気密が取れている家=うでのよい職人さんが建てている可能性が高い

ということか!

家づくりでは、何の材料を使っているか、どのような効果があるのか、などハード面ばかり強調されがちですが、むしろ

どれだけの技術を持った職人が家をつくっているのか”ということもかなり大事

ということです。

パパぺん
パパぺん

高級食材をたくさん使ったヘタクソがつくる料理よりも、スーパーの見切り品でも一流シェフがつくる料理の方がおいしいもんな( ´ー` )

最近では主に大手ハウスメーカーなどで、建設の一部を工場でおこなう「工業化住宅」なども増えてきていますが、それでも現場で施工する職人の質が大事であることに変わりはありません🔨

理由③(建設会社の)住まい手ファーストの姿勢がうかがえるため

気密性能は家づくりの根幹にかかわるものですが、とても地味で一見マニアックなものです( ´ー` ;)

そのうえ、高気密住宅は施工に手間やお金、すぐれた職人などが必要なので、どこの会社でもすぐに高気密化に取り組めるものではありません。

ちびぺん
ちびぺん

少しでも費用を安く見せて、たくさん契約をしたい営業さんから「気密性能なんていらないですよ!」という営業トークが聞こえてくる‥💧

気密性能は専用の機械で測らないとわからず、国が用意している「長期優良住宅」などの優遇制度にも、C値は求められていません(。_。)

それだけに、家が売れさえすればよいと考える住宅会社が気密性能をあげる理由はないでしょう…

うらを返せば

気密性能までしっかり考えている会社は、住まい手の数十年先のくらしのこと、安全、健康、ランニングコスト、快適性、資産をまもることなどをまじめに考えている

と言うことができます❗️

兄ペン
兄ペン

まさしく「住まい手ファースト」❗️

一緒に家づくりをするパートナーとしてふさわしいのでは( ´ー` )

まとめ

気密性能が全てではなく、むしろ気密性能だけが高くてもしかたのないものではありますが、住宅会社を見きわめる上では重要な手がかりの一つとなってくれます❗️

「マイホームは一生に一度の買い物」と言いますが、むしろ買った後こそお金がかかります❗️

そういう意味でマイホームは、

「一生の買い物」ではありますが「一度の買い物」ではない

というわけです🏠

雑誌などでよくある「毎号ついてくる付録を組み立ててプラモデルを完成させよう!創刊号300円(次号以降は1,500円)」みたいな商品は果たしてお得なのでしょうか?(。_。)

パパぺん
パパぺん

最初の費用を安くおさえようとしてトータルで損をする、これがまかり通っているのが日本の家づくりか‥

家づくりは建築コストやデザイン性、使いやすさなど、新築時にどれだけ満足できるかという「点」ではなく、ランニングコスト(リフォーム費・光熱費など)、歳をとっても安心して住み続けていられるかなど、先のことまで含めた「線」で考える必要があります❗️

そのためには、家を建てるあなた自身も知識を身につけることが大事です🏠

ぺんコロ
ぺんコロ

何もわからないまま家づくりを進めると、住宅会社の言われるがままさ!ぼくのように‥(T_T)

勉強は面倒かもしれませんが、得た知識をいかしてよりよい家を建てることができたら、その満足度は一生涯つづきます❗️

どんな資格を取るよりもコスパのよい勉強だと思いますので、あなたも一緒に学んでいきましょう🍀(°  ▽ 。)

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