【家づくり】気密性能のわるい家はなぜ空気がきたないのか


夢のマイホーム✨
シックハウスなどにならないよう、お部屋の空気をきれいに保てることは大事ですよね( ´ー` )

今は家を建てるときに“24時間換気設備”を取り付けることが法律できまっています!

それなら家を建てるときは換気のことを気にしなくても大丈夫な感じがします🏠

ところが!それは全くのかんちがい(T_T)

たとえ“24時間換気”がついていても

家の気密性能が悪ければ換気はされません。

大事なことなのでもう1度言います。

“24時間換気”をまわし続けていても、気密性能の悪い家だと空気はきたないまま

なのです。

結論としては、家の気密性を示す

C値1.0以下は必要数値が低いほど気密性能が高い

となります。

そして部屋に残ったきたない空気は、カビやシックハウス症候群を引き起こすなど、住まい手や家そのものに悪い影響をあたえてしまいます。

ちびぺん
ちびぺん

コロナとかもあるし、換気でちゃんとお部屋の空気を入れかえることは大事だよねー。

ぺんころ
ぺんころ

換気しないと部屋のすみとか押し入れがカビるんよね。カビの胞子なんて吸いこんだら病気になっちゃうよー( ´ Д `;)

それらを防ぐために義務づけられた“24時間換気”なのですが‥換気設備を取り付けさえすれば法律的にはOKです💧

家の気密性能は求められていないので、換気が全然はたらいていなくても義務を果たしたことになる

という片手落ちの法律なのです( ´ Д `;)

この記事を読むと

  • しっかりと換気がされる家をたてることができ、アレルギー持ちの人や小さなお子さんでもきれいな空気の中で安心して過ごせるようになる。
  • カビやけつろの発生をおさえることができるので、家を長持ちさせることができる。

というメリットがあります🐧

家づくりを考えている子育て世代や、アレルギー持ちでお部屋の空気をきれいに保ちたい方、長持ちする家について関心がある方などに見てほしい記事です( ´ー` )

24時間換気とは

 

“24時間換気”とは、その名のとおりお部屋の空気を一日中入れかえ続ける換気設備のことで、基本的に電源を入れっぱなしにしておくものです。
家の材料に含まれる人の体にわるいものを吸いこんだことで引き起こされる“シックハウス症候群”をふせいだり、息ぐるしさを感じず健康で過ごせるよう(二酸化炭素濃度等の上昇を抑える)必ず取り付けなければならないものになっています。

パパぺん
パパぺん

2時間でお部屋の空気がすべて入れかわるだけの換気設備をつけないといけないよ!

お部屋の空気を外にはき出す“第3種換気”と呼ばれるものが最も一般的ですが、はき出す・吸いこむを同時に行う“第1種換気”も増えてきています🏠

気密性能がないと換気がはたらかないワケ

ここでは最も使われている“第3種換気”について説明していきます🏠

第三種換気システムは最も一般的に使われている換気設備です。
お部屋の空気をファンで外に吸いだすことで、給気口から同じだけの空気が自然に入ってくるというものです。

兄ペン
兄ペン

ストローと同じだ!吸ったぶんだけジュースが飲める感じだね!

ぺんコロ
ぺんコロ

これと気密性能ってかんけいあるの?

しっかりと家の気密がとれていれば、上の図のように外から空気をひっぱることができますが、気密性能の悪い家だとどうでしょうか?気密性能のわるい、いわゆる“すきまだらけの家”だと図のように給気口から外の空気をひっぱることができません。
まさに穴だらけのストローを使っているのと同じで、がんばって空気を吸い込もうとしてもストローの先っぽ(給気口)まで吸い込む力が届かず、ジュース(外の空気)を吸い込むことができないのです(。_。)
その結果、ファンの近くにある空気だけを吸いだし、同じ入り口から空気が入ってくるショートサーキットと呼ばれる状態におちいります。
ファンの近くだけで空気がぐるぐる回っている状態なので、家全体の空気は全然入れかわっていません‥。
その結果いつまでも、きたない空気が家の中に残ることになります。

ちびぺん
ちびぺん

え‥これってマジのガチの本気で意味なくないですか‥

パパぺん
パパぺん

“2時間で部屋の空気を全て入れかえることができる設備”は付いているからルール上はOKだよ、ルール上はね‥( ´ Д `;)

「家にはすきまがあった方が空気が入れかわって良い」は本当か?
気密性能を高めるという話をすると、「密閉されてて息苦しそう( ´ Д `;)」「多少すきまがあった方が空気が入れかわって良いのでは!?」というイメージを持たれがちです。
先ほどの“すきまだらけの家”に対しても「結局すき間から外の空気が入ってくるんだからいいじゃん!」という感じもします🏠
しかし、結論から言うとこれは間違っています。
すきま風だけで換気しようとすると、換気量が全然足りないません💧
すきま風だけで必要な換気量を確保しようとした場合、“日本昔ばなし”にでてくるようなお家に住まなければなりません( ´ Д `;)
こんな感じの↓
※ 写真はイメージです
現代の家は、かべに石こうボード+ビニールクロスが主流なので昔の家に比べると多少気密がとれていますが、その結果
すきま風(自然換気)では換気量が足りず、機械換気をつかっても空気が入れかわらない
という中途半端な状態となっているわけです(。_。)

気密性能はどれだけ必要か?

気密性能はC値という数字であらわされ、その数字が低いほど気密性能が高いということになります🏠
それでは、どれだけの気密性能があれば機械換気がはたらいてくれるのでしょうか?
これに関してはデータをみていきましょう。


横じくが気密性能・C値で、タテじくはどれだけ外の空気が入ってくるかを示したものです🏠
機械換気で外に出した空気を100とすると、何%の空気が給気口から入ってくるかを表しています。
表によると高気密住宅と言われているC値=1であっても50パーセントほどしか空気を引っぱれていないことがわかります(。_。)
C値=1というのは、一般的には“高気密住宅”と呼ばれるラインです🏠
多くの大手ハウスメーカーがC値=1〜3もしくは非公表ということを考えると、いかに家の気密が軽く見られているかがよくわかります。

住まいや家そのものの健康や、住んでいくうちに気密性能が落ちてしまいがちなことまで考えると、C値=1が達成すべきぎりぎりのラインではないでしょうか。

まとめ

ここまで、機械換気にとって気密性能がいかに大事であるかについてみてきました🐧
今回は“第3種換気”に限った話でしたが、じつは“第1種換気”などほかの換気方式でも気密はかなり重要です!
このへんは長くなりそうなので、また別の記事で書いていくことにしますが、とにかく知れば知るほどほしくなるのが気密性能。
車を買うときに費用を安くおさえたとしても、すぐに修理や部品交換が必要になったらトータルで高くついてしまい意味ないですよね( ´ー` 😉
家も同じことです🏠
家の性能の差は、メンテナンス・リフォーム費用、光熱費など、しっかり金額の差としてあらわれます💰

ぺんコロ
ぺんコロ

健康面なら病院代とかも?てゆうか、健康はお金に変えられないよなぁ( ´ Д `;)

家の性能の話は“意識高い系のきれいごと”ではなく、本来は家を建てる人全員が学ばないといけないくらい大事なものです🏠
もっと言えば、プロである建築屋さんの人たちがよく理解して、お客さんに説明すべきことですが、その“プロ”たちでさえよく理解していない人も多いのです💦

兄ペン
兄ペン

なぜなら一部の(⁉︎)保険屋さん・証券屋さんとかと同じで彼らは“自分の会社の商品を売るプロ”だからね。闇のにおいがする‥。

しっかり学んで、目先の安さやかっこよさなどにまどわされず、かしこい家づくりをしていきましょう(°  ▽ 。)

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