- ハウスメーカーは家に自信があるから長期保証を付けているのだよね⁉︎無料点検にも来てくれるから安心(?)
- ハウスメーカーで家を建てると高いけど、長期保証が付いていることを考えるとオトク(?)
大手ハウスメーカーでは、必ずと言って良いほど長期保証が付いています🏠
一生の買い物なので、長期保証が付いているハウスメーカーで家を建てたい、と考える方もいるでしょう。
しかし、ハウスメーカーなどの長期保証には大きな落とし穴があり、特にコスト面で住まい手にデメリットが多いのです‥。
長期保証にデメリットなんてあるの⁉️家電とかでも、保証は長ければ長いほどうれしいけどなぁ( ´ー` )💧
断言しますが、長期保証によってメンテナンス費用がおトクになることはほとんどありません❗️
むしろ、割高なメンテナンス費用をはらい続けるハメになってしまうことが多いです(° Д 。;)
なぜなら、
“長期保証を受け続けるならハウスメーカーに言われるがままメンテナンス・リフォーム工事をしなければならない”というしばりがあるから
です💧
ここにも住宅業界のヤミが‥
この記事を読むと
- ハウスメーカーの長期保証のデメリットについて知ることができ、マーケティングにまどわされずに家づくりができるようになる。
- すでにハウスメーカーで家を建ててしまった方も、今後のメンテナンス費用をおさえることができる。
- 家をどのようにメンテナンスしていけばよいかがわかり、余計なリフォームをしなくなる。
というメリットがあります🏘
ハウスメーカーの長期保証が気になっている人だけではなく、家のメンテナンスコストを抑えたい人にぜひ見てほしい記事です( ´ー` )
長期保証とは
どこの会社で家を建てたとしても、家のだいじな部分については10年間の保証が受けられるよう法律で決まっています(瑕疵担保責任=かしたんぽせきにん)。
ただ、この法律はあくまで
工事のミス(瑕疵)などが原因となっておきた、家を支えるだいじな部分(主要構造部)の不具合と雨もりについてのみ保証する
というものです。
一般的には、この期間を超えても住宅会社が20年、30年と独自の保証を行うというのが長期保証と言われます🏠
ただ、外壁と屋根のぬりかえ・シーリング(外壁の目地材)の交換、水回り設備の故障などよくある修理やメンテナンスについては「家を支えるだいじな部分」ではないので、保証の対象とはなりません(。_。)
自分たちでお金をはらってリフォームすることになります💰💧
なんか、ぼくらが思ってる保証とは少しちがうような‥
クロスのはがれやドアのガタつきなど、ちょっとした補修なら対応してくれる会社もあるかもしれませんが、それらも保証に含まれていない場合が多いので、対応は会社によってまちまちです( ´ Д `;)
長期保証を受けられる条件と問題点
長期保証は会社によって中身は多少ちがいますが、基本的には法律できめられた保証内容と同じで
・ 劣化してきた部分の修理や、ちょっとした不具合、手直しについては保証されない。
・ 工事のミスなどが原因となりおきた不具合で、かつ、家を支えるだいじな部分でなければ保証されない。
と、かなり限られたものとなっています💧
というか10年以上経ったら雨もりとかしても、工事ミスが原因かどうかなんてわからなくないか‥?
にも関わらず、保証を受け続けるには厳しい条件があります💧
それは、
- 建てた住宅会社に言われるがままの内容でリフォーム工事をしなければならない。
- ほかの会社で工事をすると保証が切れる。
というものです🏘
それぞれの問題点について見ていきましょう。
問題点① 言われるがままのリフォーム
数年後に点検を受けて、担当者から「外壁・屋根ぬりかえが必要です」と言われたとしましょう🏠
少しでも劣化がみられれば、住宅会社はぬりかえすることをオススメしてきます🐧
しかし、本当に今すぐぬりかえなければならないものか、住まい手にはなかなか判断がつきません(。_。)
実際には、すぐにぬりかえる必要のないくらいの劣化であっても工事をすすめられ、
手厚すぎるメンテナンスをうけさせられる
ことになります💧
「この服!ほら!こんなところに糸のほつれがあります❗️これはまずいですね❗️すぐに新しいものに買いかえましょう❗️❗️」と、まだまだ着られる服の買いかえをせまられるようなもの‥( ´ Д `;)
これを断ると保証がきれるって…え?押し売りなのかな?
長期保証を受ける住まい手は、住宅会社にとって“なんでも買ってくれるお客さん”みたい( ´ Д `;)
問題点② ほかの会社で工事をすると保証が切れる
担当者は点検をしたあとに見積もりを持ってきますが、保証を受けつづけるためにはその金額で契約をして工事をしなければなりません(。_。)
つまり
相見積もりをとって他社とくらべることができない
のです❗️
ほかの会社の見積もりをとらないとわかっているお客さんに対しては、割高な見積もりを出してくるところが多いです💧
住宅会社側としては、お客さんの管理や点検などにコストをかけている手前、ある程度の利益をとらなければならないという事情も多少はありますが…
点検のコストは、家を建てるときのあの高い工事費に含まれているんじゃないの⁉️💦
リフォームでさらに割高なお金をとるんかい〜(° Д 。;)‥とツッコミたくもなりますわ💧
余談ですが‥
多くの大手ハウスメーカーは長期保証を行っていますが、ハウスメーカーの経営に目を光らせている株主さんからは評判がよい制度です🏠
なぜなら、
お客さんから安定して利益を取りつづけることができ、会社の安定経営につながるため
です。
安定して利益を取りつづけられる‥それってお客さんにとっては……(T_T)
住宅業界は角度を変えると、いろいろなことが見えてきますね( ´ー` )💧
長期保証のない家は悪い家なの?
長期保証を付けていない住宅会社の家は品質がわるいのでは?と思う人もいるでしょう🐧
この問いに対するこたえは「明確にNO❗️」です。
長期保証がついていないからといって家の品質がわるいということはありません❗️
品質のよい家とは、劣化しづらくて、メンテナンスコストを抑えながらいつまでも住みつづけられる家のことを言います🐧
決して
「手厚いリフォームをし続けていれば、いつまでも住みつづけられる家」ではないのです(。_。)
30年〜60年の長期保証をうたっている大手ハウスメーカーもありますが、保証内容は「工事のミスなどにより、家を支えるだいじな部分に問題があった場合」でしたよね⁉️
長い年数がたち劣化してしまったことで起きる不具合は保証対象とならないわけです💧
早いサイクルで手厚いリフォームをくり返していれば、そりゃ長持ちしますよね❗️
良い家であるかどうかを判断するなら、耐久性に大きくかかわる気密性能に注目する方がよほど良い材料となります❗️
長期保証はインパクトがあって一見ウケは良いですが、その本質を知らないまま住宅会社えらびに取り入れると後悔につながります💧
家のメンテナンス最適解は?
それじゃあ家のメンテナンスはどうするのがいいの?という話になりますよね🐧
これについては住まう人の考え方によって答えが変わってきます( ̄ー ̄ )
お金をかけてでもメンテナンスのことを考えたくない人は長期保証が向いている
長期保証のただひとつの良いところは、住まい手が忘れていても定期的に住宅会社から連絡がきて家の点検が受けられるということです🐧
デメリットをふまえた上で、それでも家のメンテナンスのことなんて一切考えたくない!お金をかけてでも全て住宅会社に任せたい!と考えている人には長期保証が向いているでしょう( ´ー` )
メンテナンスのことを忘れて、将来大きなリフォームが必要になってしまうよりはコスパが良いと言えます🏡
それでも、長期保証にたよりつづけることでトータル数百万円〜のお金が余計にかかってしまうことは覚悟すべきでしょう💰
家のランニングコストを下げたい人は自分で手配
家のランニングコストを下げる最もコスパのよい方法は点検の専門業者に家の点検をしてもらうことです🏠
住宅診断会社に自分で連絡して点検(ホームインスペクション)を定期的に受けましょう🐧
点検費用の相場は5万円〜8万円程度ですが、点検を専門にやっている会社はかなりていねいに見てくれますし、わかりやすい写真つきの報告書をつくってくれる業者も多いです❗️
そもそも点検専門の会社なら、いらないリフォームをすすめてくることもなさそうだなぁ✨
その点検結果をふまえて、自分でリフォーム会社に工事をお願いすれば、かなり金額を抑えられます💰
もちろん相見積もりをとって比べることもできます❗️
工事の内容にもよりますが、たとえばいずれ必要となる屋根・外壁工事(ぬりかえ・シーリングなど)をとってみても、1回につき数十万円〜の節約になるでしょう🏡
ハウスメーカーの長期保証と同じサイクルで点検を受けたとしても、トータルのリフォーム工事で数百万円〜の節約が見込めます( ´ー` )
少しめんどうに感じるかもしれませんが、それに見合うだけの見返りは十分すぎるくらいにあります❗️
おトクになったお金を時給にすると数十万円てことか…( ´ Д `;)お家の工事って大きい買い物だからマヒしてるけど、落ち着いてみるとかなりの金額💧
まとめ
長期保証がついた大手ハウスメーカーで家を建てることがよくないと言っているわけではありません🏘
多くのデータやノウハウを持っている大手ハウスメーカーで家を建てるメリットはあり、欠陥住宅のような大きな失敗をある程度避けやすいところはあるでしょう🐧
しかし、必ずしも
「充実した長期保証=家の品質」ではありません
ので、保証が充実しているから安心!という理由でハウスメーカーをえらぶのは、CMなどの上手なマーケティングに乗せられているだけかもしれません(。_。)
家づくりに限らずですが、安心料は高くつくことが多いです💧
自ら情報を得ようとしないいわゆる情報弱者は、世の中のあらゆるマーケティングに乗せられてしまいがちです( ´ Д `;)
それが家に関することだと、何百万円も損をしてしまうことになります💧
勉強代と割りきるにはあまりにも大きな金額です…。
ただ、気がついて行動すれば今からでも変えられることは沢山あります❗️
一緒に学んでいくことで失敗しない家づくりをしていきましょう(° ▽ 。)
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